原料と配合
このプロセスの原料はスチレンと酢酸である。反応塔反応によりスチレンが得られ,反応物はベンゼンとエチレン,触媒はClAlPh 3,反応釜により酢酸が得られ,反応物は無水酢酸とベンズアルデヒド,触媒は硫酸であった。
公式は次の通りです
スチレン:10000 kg
氷酢酸:7400 kg
ベンジルアルコール:1812 kg
無水酢酸:765 kg
ClAlPh 3:15 kg
硫酸:310 kg
2.反応プロセス
反応過程は以下のとおりである
(1)スチレンと酢酸を反応器に入れてケタール反応を行い、硫酸を触媒として60で4時間反応させてアセトフェノンを得る。
(2)アセトフェノンとベンジルアルコールを反応器に入れてアルコール分解反応を行い、120で4時間反応させて酢酸ベンジルを得た。
3.生産プロセス
(1)スチレンの製造
スチレンの製造には反応器を用いた気相アルキル化反応が必要である。具体的な手順は以下のとおりである
1.触媒ClAlPh 3を反応器に添加し、反応器温度を100に調整する。
2.反応器にベンゼンおよびエチレンをそれぞれ添加し、反応器圧力を0.1 MPa以下に制御する。
3.生成物混合物を反応器の上部に回収し、凝縮器によってスチレンを得る。
(2)酢酸の調製
酢酸の調製には反応器を用いたエステル化反応が必要である。具体的な手順は以下のとおりである
1.反応器に硫酸を添加し、90に加熱する。
2.無水酢酸およびベンズアルデヒドを反応器にそれぞれ添加し、反応器圧力を0.1 MPa以下に制御する。
3.反応4時間後、反応物混合物を反応終了時に収集する。
(3)酢酸ベンジルの製造
得られたアセトフェノンとベンジルアルコールを反応器に加えてアルコール分解反応を行い,反応条件は12 0,反応は4 hであった。反応後,反応物を収集し,抽出,蒸留し,純度99%の酢酸ベンジルを得た。